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日本の中で竹取物語発祥の地と噂される場所は数か所ありますが、富士市にもその1つがあります。それがこの「竹採公園」です。

混雑の心配は無用

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10台ほど車を停めることができる駐車場から公園内に入っていきます。何度か竹採公園には足を運んでいますが、いつも空いています。入場料は無料です。

入口を入ると小さなかぐや姫ワールド

入口を入ると、そこには竹取物語を思い出させてくれそうな小さなかぐや姫ワールドが広がっています。とは言っても歴史公園のため歴史的な石碑や建造物がある感じです。
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入口を入って右側には、富士市にまつわる竹取物語の話が書かれた案内板が立っています。
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位置口を入って左側には休憩所とトイレがあります。休憩所にはパンフレットが置いてあり、竹採公園の情報が記載されています。

パンフレットに書かれていた竹取物語を紹介

以下は公園内の休憩所におかれていたパンフレットに書かれている内容です。

むかし延歴のころ(今から1200年ほど前)、富士の麓の比奈、篭畑の地に竹篭づくりをしている竹取のおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは竹の中から親指程のかわいい女の子を授かりました。日増しに大きく、しかも美しくなり、この世の人とは思えないほどの美女に成長しました。
名を「かぐや姫」と言い、美しいかぐや姫の評判を知った国司はわざわざ姫のもとに押しかけ、数年間を共に暮らしました。ある時、姫は、国司に富士山にかかる月を見上げ泣きながら富士山へ帰りたいと告げました。
突然なことで驚いた国司はこれを許さず、姫は仕方なく国司をふりきり、国司への文と不老不死の薬の入った1つの箱を残して富士山に去ってしまいました。
国司は悲しみにくれ、後を追い、富士山の頂に登ると、そこには大池があり、池の中には宮殿がありました。再会した姫は、もはや普通の人間ではなく、あたかも天女のようでした。

これは「富士郡比奈村皇国地誌編輯(こうこくちしへんしゅう)」に記されているものです。この他にも、白隠禅師が記した「無量寿禅寺草創記(むりょうじゅぜんじそうそうき)」にも竹取物語が記されているそうです。
※白隠禅師(白隠慧鶴)・・・沼津出身の有名な禅僧。